スムーズに着くために

リオの空港からヴィジガルへの行き方

ガレオン国際空港(GIG)とサントス・ドゥモン空港(SDU)から、Uber、タクシー、送迎でヴィジガルへ。レアルでの料金の目安と、車が丘のふもとで止まることが多い理由。

リオの空港からヴィジガルへの行き方

この記事を読む前に:ヴィジガルはリオデジャネイロのファベーラです。日本の外務省はブラジルの危険情報(2026年2月20日更新)で、ファベーラには「決して近付いたり立ち入ったりしないでください」と呼びかけています。泊まることを考えている方は、予約の前にもあわせて読んでください。

ガレオン国際空港に着陸。機内のドアが開くと、ボーディングブリッジより先に熱気が押し寄せてきます。潮の香り、ジェット燃料のにおい、湾の向こうから漂う緑のにおい。荷物はターンテーブルを回り、海の向こうでは丘が待っています。ここでは、空港からヴィジガルまで、誰もがやりがちな二つの失敗をせずに行く方法を紹介します。空港の乗り場で払いすぎること。そして、車が丘の最後の坂を上ってくれないことが多いのを、忘れていることです。

リオの二つの空港:どちらに着くか

リオには空港が二つあり、到着の計画を立てるときには、その違いが大事になります。大きいほうはガレオン国際空港で、正式名はトム・ジョビン国際空港(Aeroporto Internacional Tom Jobim)、空港コードはGIGです。ビーチからグアナバラ湾を隔てたゴベルナドール島(Ilha do Governador)にあり、リオに着く国際線のほとんどがここを使います。アメリカやヨーロッパからの便も、サンパウロのグアルーリョス空港で乗り継ぐ便の多くも、着くのはGIGです。到着ロビーからヴィジガルのふもとまでは約33km。所要時間は渋滞しだいで、45分から、1時間を優に超えるまで幅があります。

小さいほうはサントス・ドゥモン空港で、空港コードはSDU。セントロ(中心部)の端の、水辺ぎりぎりにあります。国内線専用の空港で、サンパウロとのシャトル便や、ブラジリア、ベロオリゾンテなどへの近距離便が発着します。窓の外にポン・ヂ・アスーカルを見ながら湾の上を低く飛んで着く、景色のいい空港で、目的地にもずっと近く、丘のふもとまで約15km、車で25〜45分です。ですから「GIGとSDU、どちらの空港が近いか」といえば、はっきりとサントス・ドゥモン空港です。

ただし、落とし穴があります。空港を選べることは、めったにありません。国際線の航空券は決まった空港に着き、それはほぼいつもガレオンです。選べるのは、ブラジル国内で乗り継ぐとき、つまり先にサンパウロやブラジリアに着いて、国内線でリオへ向かう場合だけです。その場合、最後の便をGIGではなくSDUにすれば、ヴィジガルに30分近づき、島ではなく街の真ん中に降りられます。旅程でそれが選べて、運賃もあまり変わらないなら、サントス・ドゥモンにしてください。選べなくても、気にすることはありません。ガレオンからのルートは通い慣れた道で、毎日何千人もの旅行者が同じ道をたどっています。

どちらの空港でも、道のりの形は同じです。車かバスで街を横切り、シェラトンを過ぎた海沿いの道を通って、ヴィジガルのふもとへ。そこから道は狭くなって上り坂になり、最後の区間は、たいていバイクかバンに乗り換えます。この乗り換えを着陸前に理解しておけば、到着はすべてスムーズにいきます。知らないと、スーツケースを持ったまま、何の計画もなく丘のふもとに立ち尽くすことになります。

到着の早わかり

距離と料金は2026年に調べたものです。特に断りがなければ単位はレアル。どの数字も、渋滞しだいで変わります。

33kmGIGからヴィジガルのふもとまで
15kmSDUからヴィジガルのふもとまで
R$90〜150GIGからのUber(ふつうの交通量)
R$10丘を上るモトタクシー
  • GIG(ガレオン):国際線。島にあり、車で45〜75分。
  • SDU(サントス・ドゥモン):国内線。セントロの湾沿いにあり、車で25〜45分。
  • 空港バスのBRT Expresso Gentileza:R$15、20分おき、朝6時から深夜0時まで。
  • 車は丘のふもとで止まってしまうことが多く、その場合、最後の上りはモトタクシーかコンビ(乗り合いバン)です。
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空港からの車:Uber、99、タクシー

多くの場合、答えは配車アプリです。Uberはリオ全域で使えますし、99も使えます。99は中国の滴滴(DiDi)傘下のブラジルのアプリで、同じルートならUberより少し安いこともよくあります。出発前に両方をダウンロードしておけば、着陸したときにその場で料金を比べられます。ガレオンからヴィジガルのふもとまでの車は、2026年時点で、ふつうの交通量ならR$90〜R$150ほど。金曜の夕方やカーニバルの期間、土砂降りのときに料金が割増になると、R$180かそれ以上に上がります。サントス・ドゥモンからなら、同じ車がもっと安く早く、たいていR$50〜R$90です。これが、多くの人が実際に払っているリオの空港からヴィジガルまでのタクシー料金です。

GIGで自分の車を見つけるには、少し注意が必要です。到着ロビーで最初に「タクシー、どう?」と声をかけてくる人には応じず、配車アプリの乗り場を示す「aplicativos」の表示をたどってください。客引きは完全に無視しましょう。アプリで配車を頼むと、決まった乗車場所とナンバーが表示されます。そこまで歩き、ナンバーと運転手の名前を確かめてから乗ります。機内でスマートフォンの電池が切れた、まだデータ通信がつながらない、というときは、到着ロビーにある公式のタクシー組合のカウンターで、決まった料金を前払いするクーポン(cupom)タクシーを使えます。クーポン・タクシーは割高で、南部(ゾナ・スル)までR$150〜R$200になることも多いのですが、正規のもので、決められた料金表にもとづいていて、電話が使えないときでも安心です。駐車場ビルの、表示のない車に知らない人についていくことだけは、絶対にしないでください。

ここで、到着を救う、どのアプリも教えてくれないコツをひとつ。行き先を設定するときは、地区の奥の上のほうの住所ではなく、ヴィジガルのふもとにピンを立ててください。ニーマイヤー通りの、シェラトンを過ぎたところにあるPraça do Vidigal(ヴィジガル広場)です。丘の上のほうにピンを立てると、二つのことがうまくいきません。ヴィジガルの中ではGPSが当てにならず、車がメーターを回しながら海沿いの道をぐるぐる回ることになります。そして、狭い路地を上るのを断る運転手も少なくなく、気まずいやり取りになったり、坂の途中でキャンセルされたりすることもあります。ピンはふもとに。降りるのもふもとで。最後の区間は、ここに住む人たちと同じ方法で上りましょう。この習慣ひとつで、リオデジャネイロでの空港からの移動がスムーズになるか、いらいらするものになるかが分かれます。しかも、お金はかかりません。

グループ旅行や夜行便で着く人、しっかりした荷物がある人なら、アプリの車がまず基本で、正しい選択です。空港の出口から丘のふもとまで一度で移動でき、支払いはアプリの中で済み、荷物も気力も無事なまま到着できます。

澄んだ日の光のなか、家々がぎっしりと建つヴィジガルの斜面。丘のふもとから、海を見下ろす尾根へと街が続いている
車が向かう先。海沿いの道から上っていく丘です。← ピンは上のほうではなく、ふもとに
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最後の区間:車を降りて、丘を上る

ガイドブックが飛ばしてしまう部分ですが、到着を決めるのはここです。Uberも99も、空港のクーポン・タクシーも、ヴィジガルのふもとで止まってしまうことがよくあります。ニーマイヤー通りのシェラトンを過ぎたところにある、誰もがPraça do Vidigalと呼ぶ小さな広場です。ここから道は急に上り坂になって狭まり、路地はさらに細くなります。車がここで止まったら、玄関までの手段はモトタクシーかコンビです。車が上まですんなり運んでくれることは、当てにしないでください。この乗り換えは、仕組みがうまくいっていないせいではありません。これこそがこの街の仕組みで、何十年も前からそうなのです。

モトタクシーは、ふもとにゆるく固まって客を待っています。番号入りのベストを着た運転手たちが、バイクにもたれています。丘の上の建物なら名前で全部わかり、そのあいだの近道も知り尽くしています。建物の名前か住所を見せ、渡されたヘルメットをかぶれば出発です。上りの運賃は2026年時点でおよそR$10。スーツケースを持っているときや夜遅くは、少し高くR$15ほどになります。バックパックは背負ったまま。ダッフルバッグは運転手とのあいだに挟むか、燃料タンクの上に載せます。やっかいなのはハードケースのスーツケースで、慣れた運転手がゆっくり走ればなんとか運べますが、大きなスーツケースがあるなら、乗り場で荷物に慣れた運転手を頼むか、コンビを使ってください。

バンは、昔のフォルクスワーゲンがとっくに引退したいまも、みんながコンビと呼んでいます。一日じゅうメイン通りを上り下りしていて、運賃は4〜5レアル。いちばん安く上れる方法で、地元の人の通勤の足です。数分待ち、住民や買い物袋と一緒に乗り込み、丘の上の近くで降ります。荷物が軽くて急いでいなければ、コンビはお得です。14時間のフライトのあとでスーツケースが三つもあるなら、何往復かすることになっても、コンビよりモトタクシーのほうが早くて簡単です。ただ、私たちの部屋に泊まる場合、荷物が多いときは車を手配しますので、前もってホストに知らせてください。

車を降りる場所
丘のふもとのPraça do Vidigal。ニーマイヤー通りの、シェラトンを過ぎたところです。
モトタクシー
R$10。スーツケースがあるときや夜遅くは、R$15近くになります。
コンビ(乗り合いバン)
4〜5レアル。遅くて窮屈ですが、地元の人の通勤の足です。
上までの時間
モトタクシーで3〜4分。建物が丘のどの高さにあるかによります。

どこまで上るかで、考え方が変わります。ふもとに近い建物なら、モトタクシーで90秒か、少し歩くだけ。モーホ(丘)のてっぺん近くなら、上りは長く急で、荷物を持って歩いて上ろうとは、とても思えないはずです。着く前に、建物が丘のどのあたりにあるかを知っておき、高いところなら、歩いて上るロマンは捨ててモトタクシーを予定に入れてください。モトタクシーのマナー、コンビのルート、地区の中の地理については、ヴィジガルの交通ガイドENで全体をまとめています。短く言えば、最後の400メートルは急で、にぎやかで、生き生きとしていて、帰ってから人に話したくなるのは、この部分です。

車が連れて行ってくれるのは、たいていヴィジガルのふもとまで。そこから先は、丘が連れて行ってくれます。そして記憶に残るのは、その先のほうです。 到着前のゲストに、いつも伝えていること

安く行く方法と、避けたい方法

荷物が少なく、公共交通が好きなら、ガレオンからは安くて本当に使えるルートがひとつあり、やめておいたほうがいい古いルートがひとつあります。まずは使えるほうから。BRT Expresso Gentilezaは、GIGの駅から専用道路のTransBrasilを通って市内へ向かう空港急行バスです。途中の停車はなく、Avenida BrasilやLinha Vermelha(どちらも幹線道路)の渋滞にも巻き込まれません。運賃はR$15、朝6時から深夜0時まで約20分おきに出ていて、冷房と荷物棚があり、約25分でセントロのTerminal Gentilezaに着きます。バックパックひとつのひとり旅なら、安くて時間も読める、いい選択です。

弱点は、BRTが着くのがセントロで、南部(ゾナ・スル)ではなく、もちろんヴィジガルのふもとでもないことです。Terminal Gentilezaからは乗り継ぎが必要で、VLT(路面電車)から地下鉄へ、または市バスで、あるいは海沿いの最後の区間だけアプリの車を使います。すべて公共交通で行くと、ガレオンからヴィジガルのふもとまで、運賃はおよそR$27、時間は1時間半ほどです。BRT、VLT、市バスに乗るには、リオの電子運賃システムJaéのカードかアプリが必要です(地下鉄だけは、手持ちのVisaやMastercardのタッチ決済でも乗れます)。カードはBRTの駅の券売機で買うか、スマートフォンのJaéアプリにチャージします。2026年時点で、市バスでは現金がまったく使えなくなっているので、カードかアプリは必須です。Jaéの仕組みは地下鉄とJaéでリオを移動するENで詳しく説明しています。バスを当てにする前に、読んでおく価値があります。

次に、避けたいほう。何年ものあいだ、ガレオンから湾沿いを下り、南部のビーチを通っていく、景色のいい安い空港バスがありました。うまくいけば快適でしたが、うまくいかないときの評判は悪く、渋滞で止まっているあいだに、ひざにパスポートを載せた乗客が強盗にあう、という話が長く言われてきました。このビーチ回りの古い路線は、いまではほとんどBRTに取って代わられています。それでも教訓は変わりません。荷物を見せたまま渋滞の中をのろのろ進む、格安の空港バスをわざわざ探さないこと。安く行きたいならBRT Expresso Gentilezaでセントロへ行き、そこから乗り継ぐ。楽に行きたいならアプリの車。渋滞の中でひざに荷物を抱えるルートを選んでも、いいことはありません。

到着したときの心得

大げさに怖がらせるつもりはありません。旅慣れた人が無意識にやっている、いくつかの習慣です。

  • 使うのはアプリの車か、カウンターで頼む公式のクーポン・タクシーだけ。ロビーで「タクシー」と声をかけてくる人は素通りしてください。
  • 現金は、最初に目についた単独のATMではなく、ターミナルの中にある銀行のATMで。モトタクシーとコンビ用に、R$100〜200を用意しておきましょう。
  • 乗り場では、スマートフォンを低く持ち、人目につかないように。配車も地図もお金も、それひとつに入っています。
  • 丘のふもとでの受け渡しは、搭乗前に決めておきましょう。建物の住所とホストの連絡先(WhatsAppなど)はスクリーンショットを撮り、オフラインでも見られるように。
  • リオではカードとPIXで何でも払えますが、モトタクシーとコンビは現金です。ポケットに少しあれば、最後の区間が楽になります。
ヴィジガルの細い路地の日常。色を塗った家々のあいだの坂道を、住民とモトタクシーが行き交う
車を降りたあとに入っていく路地。← 思っているより、にぎやかで人なつこい街です
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到着の時間帯:夜の到着、ラッシュアワー、通行止め

移動全体でいちばん大きく変わるのは、ガレオンと南部のあいだの交通量で、その幅はとても大きいものです。道のすいた日曜の朝なら40〜45分と早く、海沿いを走って近づいていく道のりは、街の第一印象として忘れがたいものになります。平日の夕方5時から8時は、街じゅうが家路を急ぐので、同じ道が75分を超えることもあります。便を選べるなら、平日の午前中の遅めか、午後の早い時間に着くようにしましょう。割増料金も少なく、車に乗っている時間も短くて済みます。

ヴィジガルのふもとまで続く海沿いの道、ニーマイヤー通りについて、ひとつ書いておきます。レブロンとサン・コンハードのあいだの崖沿いを走る道で、大雨のあとは落石の危険から、一部区間がときどき通行止めになります。そのときは、サン・コンハードと丘の反対側を回ってヴィジガルへ向かうことになり、時間が余計にかかります。通行止めかどうかは運転手が知っていて、迂回してくれます。あなたが何かする必要はありませんが、雨の季節の到着で思いがけない回り道をしても、そういうことだとわかっていれば慌てずに済みます。

夜の到着は、必要以上に心配されがちです。暗くなってからヴィジガルに着くのは、ごくふつうのことです。モトタクシーは夜遅くまで走っていて、丘を上るメイン通りには明かりがあり、行き来する住民でにぎわっています。ふもとの広場も、人けのない場所ではありません。大事なのは昼と同じで、受け渡しの段取りを決めておき、建物の場所を知っておき、夜中の1時に荷物を持って暗い脇道に迷い込んだりせず、まっすぐ上ることです。計画があれば、夜の到着は何でもないことです。なお、この部屋のチェックインは14時から22時までです。暗くなってからの街の様子は、夜のヴィジガルは歩いても安全かENに詳しく書きました。歩いて大丈夫な場所と、モトタクシーを使うべき場所を分けて説明しています。

計算がまったく変わる時期が二つあります。カーニバルと大晦日です。リオの道路はゆっくり流れる川のようになり、アプリの料金は跳ね上がります。12月の最後の数日やカーニバルの週に着くなら、前もって送迎を手配し、移動にはどんな見積もりよりも時間がかかると覚悟しておいてください。それ以外の時期なら、ふつうのルールが当てはまり、ふつうの到着はかんたんです。

スムーズに着く人

  • 着陸前にeSIMが使える状態で、乗り場ですぐアプリが使える。
  • ピンは丘の上の住所ではなく、ヴィジガルのふもとに立てている。
  • モトタクシーとコンビのための現金を少し持っている。
  • ホストかドライバーと、受け渡しの段取りを前もって決めている。
  • 選べるなら、平日の午前中の便にしている。

つまずく人

  • スマートフォンのデータ通信が使えず、到着ロビーでWi-Fiを探している。
  • ピンがファベーラの奥の上のほうで、運転手がたどり着けない。
  • カードしか持っておらず、モトタクシーの運転手は現金を求めている。
  • 最後の区間の計画がなく、荷物を持ってふもとで立ち尽くしている。
  • 金曜の夕方やカーニバルに着き、料金は割増、道は大渋滞。

出発前に:2026年の到着に関わる手続き

家を出る前に済ませておく三つのことが、空港での流れを決めます。三つとも最近変わったばかりなので、何度か来ている人でも油断できません。一つ目はビザです。2025年4月10日から、アメリカ、カナダ、オーストラリアの国籍の人は、ブラジルに入国するのにeビザが必要になりました。うわさではなく、再導入された正式な要件で、これがないと飛行機に乗れません。2026年時点で費用は約80.90米ドル、オンラインで申請し、手続きには10営業日ほどかかるので、出発前の週まで放っておかないでください。eビザは最長10年有効で何度でも入国でき、1回の滞在は最長90日です。持たずに着けば、旅は入国審査で終わります。なお、日本のパスポートなら、観光など90日以内の滞在にビザは不要です(日本とブラジルの短期滞在ビザの相互免除は、2029年9月29日まで延長されています)。

二つ目は通信です。到着のすべてがデータ通信で動くので、ほかの多くの街より大事になります。配車アプリ、地図、建物の住所、ホストとの連絡(AirbnbのメッセージやWhatsApp)。どれも、飛行機を降りた瞬間からインターネットが必要です。出発前にAiraloやHolaflyなどでeSIMを買い、着陸したらすぐ使えるように設定しておきましょう。空港で買う現地の物理SIMは、ブラジルの納税者番号であるCPFが必要になることがあり、疲れていて早く移動したいまさにそのときに、ちょっとした試練になります。eSIMなら、その手間がすべてなくなります。到着を楽にする、いちばん安い方法です。

三つ目はお金です。カードと、ブラジルの即時送金の仕組みであるPIXで、ほとんど何でも払えますし、落ち着いてからはずっとそれを使うことになります。でも、丘を上る最後の区間には現金が要ります。ターミナルの中の銀行のATM、つまり隅にぽつんとある機械ではなく、実際の銀行につながったATMで、R$100〜R$200を引き出しておきましょう。モトタクシー、コンビ、最初の夜の軽食代になります。BRTやバスに乗るつもりなら、Jaéカードもこのときに用意します。eビザからeSIM、PIXまで、到着前のチェックリストはブラジル到着の必需品ENにまとめました。一度読んでおけば、空港はただの通過点になります。

ヴィジガルの展望スポットに立つ旅行者。弧を描く海岸線の先に、コパカバーナと大海原が広がる
最後の上りを終えて荷物を下ろしたら、このご褒美。← 受け渡しをきちんとしておく価値は、ここにあります

到着をホストに任せる

かんたんな方法もあって、多くのゲストにとっては、それを選ぶ価値があります。いいホストなら、専用の送迎を手配してくれます。到着ロビーで名前を書いたカードを持って出迎え、街を横切ってヴィジガルのふもとまで運び、そこで信頼できるモトタクシーの運転手に、あるいは建物によっては実際に坂を上れる車に引き継いでくれて、そのあいだずっと荷物の面倒も見てくれます。アプリも、客引きも、ふもとでどの運転手を信じればいいか迷う時間も、すべて省けます。長距離フライトのあとで本当にお金を払う価値があるのは、この途切れのなさです。

料金は、この部屋のリスティングにある空港送迎なら、2026年時点で定額R$120です。自分でアプリの車を呼んでR$90〜R$150、そこにモトタクシーのR$10を足す場合と比べても、大きくは変わりません。送迎で買っているのは、着陸してからのつまずきの種をすべて取り除くことです。データ通信の不安も、ピンの問題も、丘での交渉も、あれこれ迷うこともありません。初めての訪問、夜の到着、ひとり旅、両手に余るほどの荷物がある人なら、たいていは送迎を選ぶのが正解です。私たちの部屋に泊まる方には、搭乗前に段取りを決めておくので、入国審査を抜けた時点で、計画はもう手の中にあります。ドライバーはヴィジガルに住んでいて、建物の場所も知っています。送迎は、予約後にAirbnbのメッセージで依頼してください。部屋はエレベーターのない建物の3階ですが、階段の荷物運びはホストが手伝います。

自分で手配したい人も、このガイドの内容があれば、問題なく到着できます。大事なのは、ターンテーブルの前で焦って決めるのではなく、どちらの到着にするかを前もって決めておくことだけです。どちらでも大丈夫です。ただ、疲れた体に優しいのは片方です。

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着陸から、部屋の鍵を開けるまで

最後に、ガレオンにスムーズに着いた場合の流れを、最初から最後まで追ってみます。飛行機が着陸し、ゲートまで進みます。入国審査では、何週間も前に用意したeビザ(必要な国籍の場合)を係官が読み取ります。eSIMはもう使える状態なので、ターンテーブルに着くころにはスマートフォンがつながり、メッセージが届きはじめ、あなたはホストに到着を知らせています。荷物を受け取ったら、ロビーのタクシーの客引きの前を素通りして、「aplicativos」の表示をたどり、配車アプリの乗り場へ向かいます。

車は10分ほどで来ます。ナンバーを確かめて乗り込み、あとは移動に身をまかせます。橋を渡って島を出て、海沿いを走り、ビーチを過ぎていくうちに、窓の外に街ができあがっていきます。道がすいていれば45分から1時間。運転手はニーマイヤー通りから丘のふもとのPraça do Vidigalに入り、車を止めます。車の出番はここまでです。車を降りてモトタクシーの乗り場まで歩き、運転手に建物を伝え、ヘルメットをかぶって上ります。狭い路地、色を塗った壁、子どもたちと犬、どこかの家の夕食のにおいのなかを3〜4分。上に着いたら、運転手の手にR$10を渡します。

鍵を開けて、荷物を下ろします。窓辺かラージ(屋上のテラス)に出れば、そこにあります。最後の上りをきちんとこなした甲斐のある景色です。片側にはドイス・イルマオンスがそびえ、海が平らに広がり、眼下ではレブロンの明かりがともりはじめています。道がすいた日なら、ガレオンからその窓辺まで、ドア・ツー・ドアで約2時間。空港のことは、もう忘れています。

よくある質問

GIGとSDU、ヴィジガルに近いのはどちらの空港ですか?

サントス・ドゥモン空港(SDU)のほうが近く、湾沿いのセントロにあるので、丘のふもとまで約15km、25〜45分です。ただし、国内線専用です。国際線のほとんどは、島にあるガレオン国際空港(GIG)に着き、約33km、45〜75分かかります。選べるのは、たいていブラジル国内で乗り継ぐときだけです。

空港からヴィジガルまで、Uberでいくらかかりますか?

ガレオンからなら、2026年時点で、ふつうの交通量でR$90〜R$150ほど。混む時間帯やカーニバルの時期に割増料金になると、R$180〜R$200近くまで上がります。同じルートなら、99のアプリのほうが少し安いこともよくあります。到着ロビーのカウンターで頼む定額のクーポン・タクシーはR$150〜R$200ほどと割高ですが、正規のもので、料金は前払いです。サントス・ドゥモンからなら安く、R$50〜R$90ほどです。

Uberやタクシーは、ヴィジガルの上まで行ってくれますか?

丘のふもと、ニーマイヤー通りのシェラトンを過ぎたところにあるPraça do Vidigalで止まってしまうことがよくあります。行き先のピンは地区の奥の住所ではなく、そこに立ててください。地区の中ではGPSが当てにならず、狭い路地を上るのを断る運転手も多いからです。ふもとからの最後の上りは、モトタクシーかコンビです。

丘を上るモトタクシーは、いくらですか?

2026年時点でR$10ほど。スーツケースがあるときや夜遅くは少し高く、R$15ほどになります。モトタクシーはふもとにまとまって客を待っているので、運転手に建物を伝えてヘルメットをかぶってください。乗り合いのバン(いまもコンビと呼ばれています)は、メイン通りを4〜5レアルで上りますが、荷物があると遅くて窮屈です。

夜にヴィジガルに着いても安全ですか?

「安全です」と言い切ることはできませんが、計画があれば、暗くなってからの到着は、ここに泊まるゲストにとってごくふつうのことで、泊まったゲストの多くも「安全に感じた」と話しています。ただし、武装した麻薬密売組織はいまも活動していて、2026年4月20日にも警察の作戦で銃撃戦が起きました。モトタクシーは夜遅くまで走り、丘を上るメイン通りには明かりがあってにぎやかで、ふもとの広場にも人がいます。着陸前に受け渡しの段取りを決め、建物の場所を知っておき、荷物を持ったまま暗い脇道に迷い込まず、まっすぐ上ってください。

空港からバスで行くこともできますか?

できます。BRT Expresso Gentilezaが、ガレオンからセントロのTerminal Gentilezaまで、R$15で、朝6時から深夜0時まで20分おきに、渋滞を避ける専用道路を走っています。そこから南部へ乗り継ぎ、ヴィジガルのふもとまで合計でR$27ほど、90分ほどです。市バスでは現金が使えなくなったので、Jaéカードが必要です。ビーチ回りの古い空港バスは避けてください。

2026年にリオへ行くのに、ビザは必要ですか?

アメリカ、カナダ、オーストラリアのパスポートなら、必要です。2025年4月10日から、ブラジルのeビザが必要になりました。費用は約80.90米ドルで、オンラインで申請します。手続きに10営業日ほどかかるので、早めに準備してください。最長10年有効で何度でも入国でき、1回の滞在は最長90日です。日本のパスポートなら、観光など90日以内の滞在にビザは不要です。

ヴィジガルへの旅で本当に面倒なのは到着の1時間だけで、それも行き当たりばったりにしたときだけです。必要ならeビザを用意し、eSIMを使える状態にし、ピンを丘のふもとに立て、モトタクシー用の現金を少し持つ。そうすれば、到着は車での移動と短い上り坂だけになります。そして海を見下ろす窓辺に立ったら、次の問題は、夕食をどこで食べるかです。

丘の上の滞在先

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